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私は私が好きなくらいに
同じくらいに
また自分も誰かから好かれる
なんて全く思えない。
ちっとも、可能性として考えられない。
私は何かや人を好いたり、愛したりするけど、
それが返ってくるとか、
同じだけのものが自分に純粋に向けられるなんて
理想や妄想や願望やファンタジーの対象ではなく
ただの好きが
私自身に向けられるなんて
全く思えない。
だってわかんないから。
言われないと、分からないんだもの。
私のことを、私に対して、好きだと、
はっきりと明確に言う人なんて、
いないじゃない？
いや、でも、言ってくれる人も、いた。うん。
何人か、形にしてくれる人が。
私はその人達がとても、とても大切。
だって、自分のことを好きだと言ってくれたんだよ？
恋愛とかそういうことじゃないの。
あなたのここが好き、とか、
あなたが、とか、
ちゃんと、言葉に、形にしてくれたのよ。
それがどんなに嬉しくて、安心することか。
ありがたくて、何よりも綺麗で、輝いている。
私の絵が、とか、文章が、とかじゃない。
私のことを好きだと言ってくれることが、一番嬉しいんだから。私は。
言われていないことは、確かではないから、無いのよ。
私は、在るものを、愛するんだから。
だから私は、どんなに多くの人が言ってはくれなくたって、
好きだと言うの。伝えるの。
そうしたら、もしも私が居なくなったって、
その、好きだってことは、確かに本当で、在るんだから。残るんだからね。
好きくらい、在りたいの。
エゴなの。わかってんの。
ただ存在を主張したいだけの私の我儘なんだ。
馬鹿だから、こんなことしか出来ないんだ。
でもいいんだ。
もしこの好きが、
誰かの何かを繋いだり、残したり、
少しの起点や歯車や養分なんかになるんだったら、
もうそりゃいいことなんじゃないか？って。
前向きに思っちゃってるんだもの。
これでも進んでんだ。
ブリキの前向き。
---------------- 8×ｷﾘﾄﾘｾﾝ
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